グロースデンタル新代田 院長の岩本です。
今日はマウスピース矯正の主流である、インビザラインの歴史についてご紹介したいと思います。
インビザラインシステムは、米国アライン・テクノロジー社が1999年に米国の矯正歯科医師を対象に提供を開始したものです。開発者のZia Chishtiは当時矯正治療をしていて、従来のワイヤー矯正にとてもストレスを感じていたようです。矯正治療が終わり、マウスピース型のリテーナー(動かした歯を固定する装置)を渡されました。そこで彼は思いついたのです。
「マウスピースで歯を動かせないのか?むしろめちゃくちゃ良いのでは?とりあえずやってみよう!!」
まさにインビザラインの誕生の瞬間です。アイデアが降りてくるタイミングは、本当に予期せぬ瞬間ですね。
でも実はマウスピースで歯を動かすという発想は、彼以外にも思いついていた人はすでにいました。
しかしインビザラインが他社と違う戦略をとったのが、
「最初からコンピューターでマウスピースのデザインをする」
今ではAIの技術は当たり前になりましたが、20年以上前にAIの発想を思いついたのはまさに「先見の明」があります。
そこから矯正、メカニクス、コンピュターなどの専門家にお願いして技術革新が進み、今では全世界100カ国以上で使用されている矯正装置になりました。
もし開発者が矯正治療をしていなかったら、今の日本ではワイヤー矯正しか無かったかもしれません。
インビザラインにご興味のある方は是非お声がけ下さい。